ワイン商が造るプレミアムジン★
外見上の不良のみで中身の品質は全く問題なし★輝きのある透明。活き活きと新鮮で、すがすがしいジュニパーの香り。 前面に出てくるジュニパーの香りを中心に、フローラル系の香りとスパイシーだが体がほぐれるようなカルダモンの味わいも感じられます。オレンジとグレープフルーツのフレッシュな柑橘系の味わいと、コリアンダーの生姜のようなスパイシーな風味が補完し合います。アンジェリカの土っぽいドライな刺激のフィニッシュ。 【テイスティングコメント】 まず、これまでのジン特有の「閉じた感じの香り」とは全く逆の「開いた華やかな香り」に驚かされます。 ねらい通りジュニパーの香りが非常にうまく引き出されています。そして、核となるジュニパーと2種の柑橘系フルーツ及び3種のスパイスのバランスが素晴らしい印象。 6種類のボタニカルでこんなジンを作ってしまうなんて、さすが「ワイン商の鼻と舌」です! 【製法】 3種のフルーツと3種のスパイスからなるボタニカルは銅製のポットスティルの中でグレンアルコールに一晩浸け置かれます。これによってボタニカルのエッセンスがグレンアルコールに取り出されるのです。 翌朝、ポットスティルに火が入れられ蒸留が始まります。ジンにとって最も大事な香りを最高のものとするために、フォアショットと呼ばれる蒸留初期の低沸点アルコールや終期の高沸点アルコールは使わず、ミドルカットと呼ばれジンに加えたいそれぞれのボタニカルの香りのよい部分だけを取り出します。この操作も商品設計に沿って厳密に管理されています。蒸留終了後一定期間落ち着かせた後に濾過、割水して瓶詰されます。ロンドン、セントジェームス・ストリート3番地で300年を超える歴史を持ち、現在もエリザベス女王とチャールズ皇太子から御用達指定を受けるワイン商ベリー・ブラザース・アンド・ラッド社から、「ワイン商が造るプレミアムジン」の登場です。 そのコンセプトは、 1. ジュニパーを正面に据えてロンドン・ドライジンの本質を表現する。 2. そして、「クラッシックドライマティーニ」に最もあうジンであること。 そしてワイン商の「鼻と舌」をジンの世界で実現させたのはディビッド クラットン博士(PhD David Clutton)。 博士は1968年に名門W&A Gilbey社の商品開発部門をスタートに常に蒸留酒に携わり、ジンの蒸留で博士号を持つ世界的なジンの権威です。 1年にわたる改良を重ねながら博士が下した結論は次のようなものでした。 1. ボタニカルは3種のフルーツと3種のスパイスだけ。 2. 蒸留にはオランダのスヒーダム(Schiedam)で300年の歴史を持つ家族経営の会社にある伝統的な銅製のポットスティルを使用する。 3. そしてアルコール度数は「クラッシックドライマティーニ」に理想的な46度とする。 選ばれたボタニカルは次の6種類です。 【3種のフルーツ】 ・Juniper ジュニパー(杜松の実) 香りとテクスチャーの優れたイタリア産を使用することでジンの決め手となる松とラベンダーの香りと味わいをもたらします。 ・Orange peel オレンジ ピール スペインの太陽の下で乾燥されたスウィートオレンジピールが柑橘系のさわやかさで切れ味のあるフレッシュさを生みだします。 ・Grapefruits peel グレープフルーツ ピール さらにグレープフルーツピールが柑橘系のフレッシュさに活気を与えます。 【3種のスパイス】 ・Angelica root アンジェリカ ルート(セリ科・草木) 独特の土っぽさとドライな味わいが与えられます。 ・Coriander seed コリアンダー シード(セリ科・草木) コリアンダーシード(モロッコ産)は蒸留中にレモンの香りを放ちながら高級ジン特有の少しペッパーがかったスパイ シーさを与えてくれます。 ・Cardamom pods カルダモン ポッズ(ショウガ科・多年草) スパイシーでアロマティックだけど身体がほぐれるような味わいをもたらします。 ブランド名のNo.3は、創立から300年経った今も変わらぬベリー・ブラザース・アンド・ラッド社のショップとオフィスの住所、セント・ジェームス・ストリート3番地(No.3 St James's Street)にちなんだものです。 また、そのパッケージ・デザインも歴史を感じさせるショップの外装である深緑色をボトルの色とし、その正面にはこれまでの長い歴史の中で数々の賓客をもてなしてきたショップ内の応接室の鍵がモチーフとして付けられています。 リキッドからパッケージにいたるまで、ワイン商ベリー・ブラザース・アンド・ラッドの歴史と品質に対するこだわりが凝縮されたブランドです。