爽やかなシトラスの味わい
創業者であるチャールズ・タンカレーが残したレシピを基に、2000年代初頭に生産されていたスパイスド・ジン「タンカレー マラッカ・ジン」が復活しました。 通常のタンカレージンよりもジュニパーの使用量を抑え、シトラスの味を強調した「オールドトムジン」スタイルになっています。 【産地】 イギリス 【生産者】 タンカレー 【度数】 41.3度 【内容量】 1000ml 商品名末尾のSは正規品、Hは並行輸入品です。タンカレーを設立したチャールズ・タンカレーは、フランスからの亡命ユグノーの孫として、1910年にイギリスで生まれました。 祖父であるデイヴィット・タンカレーは、王室御用達の銀細工職人でありながら牧師でもあり、父も大叔父もまた牧師という家系でした。 しかしチャールズ・タンカレーは、聖職者になることを良しとせず、「最高のジンを造る」という夢を追う道を選びます。 そして1830年、ロンドンのブルームズベリーに、ジンの蒸留所を開設します。 チャールズ・タンカレーは、このブルームズベリー蒸留所でジン造りの実験を繰り返しました。その結果、より純粋で軽いジンを精製するために、4段階の蒸留を行うというタンカレー独自の手法を編み出しました。 特徴ある味わいを生み出すボタニカルの調合の比率が完成したのもこのときです。世界中の素材を試し続けたチャールズは、大胆かつ爽快感のある味を生み出すことに成功しました。 これらの醸造法や調合のスタイルは、180年経った現在においても忠実に守られています。 ■タンカレー マラッカジン 創業者であるチャールズ・タンカレーが残したレシピを基に、2000年代初頭に生産されていたスパイスド・ジン『タンカレー マラッカ・ジン』が復活しました。 通常のタンカレージンよりもジュニパーの使用量を抑え、シトラスの味を強調した「オールドトムジン」スタイルになっています。 ■ボタニカルとは ボタニカル(botanical)とは「植物の」「植物から作られた」という意味で、ジンにおける香りづけの役割があります。 タンカレーのボタニカルは、ジュニパー・ベリー、コリアンダー、アンゼリカの3つを中心に、20種類以上の素材が用いられています。 ジュニパー・ベリーとは杜松(ねず)の実のことで、イタリアのトスカーナ地方が産地です。 ■飲み方 ■味わい 香り:ハーブ、セロリ、柔らかなジュニパー、軽やかな甘草、カモミール。 味わい:ジュニパー、舌に残るハーブ、繊細なスパイス、甘草、セロリ 。