日本には東京や大阪、北海道といった数々の名所の中から、なぜ私たちが蒸溜所の建設に京都を選んだのか—簡単に言えば、それは京都でしか成し得なかったから。京都、そして街に根付く歴史への誇りという潜在的な感覚こそ、私たちがジンで表現したいことなのです。いつか京都の人々が私達のジンを過去千有余年に渡る京都の芸術や伝統工芸のひとつとして受け入れてくれたとき、私たちの思いが成就したと言えるでしょう。 またこの地が『クラフト』な製品を作ることに適した場所ということだけではなく、様々な良質な原料が手に入ることも京都を選んだ理由のひとつです。数世紀に渡り最高級の日本酒を生み出し続けている伏見の名水、柚子、山椒、宇治の緑茶など地元で栽培される数々の原料が、京都ジンを唯一無二のジンに昇華させるのです。数百年来この街に受け継がれている織物や陶芸、和紙作りといった数々の伝統は、この街から得られる人々のインスピレーションが支えているのではないでしょうか。私たちはジンを蒸溜することで、その思いを表現します— 季の美 京都ドライジンは、お米からつくるライススピリッツとボタニカルに玉露や柚子、檜や山椒など日本ならではの素材を積極的に取り入れ、伏見の柔らかくきめ細やかな伏流水を使用。英国と京都の伝統を融合させたプレミアムクラフトジンです。ジュニパーベリーの効いたロンドンドライスタイルに「和」のエッセンスを加えた唯一無二の味わいをお楽しみいただけます。 通常、ジンは全てのボタニカルをまとめて蒸溜しますが、「季の美」の製法は非常に独特です。11種のボタニカルを特性に応じて「ベース(礎)」、「シトラス(柑)」、「ティー(茶)」、「スパイス(辛)」、「フルーティ&フローラル(芳)」、「ハーバル(凛)」の6つのグループに分類し、別々に蒸溜した後にブレンドします。それぞれの素材を最大限に生かしながら匠の技で絶妙な調和を取る、これが京都蒸溜所の「雅」製法です。 素材からデザインに至るまで伝統と革新を注ぎ込んで丁寧につくり上げた雅な世界をお楽しみください。 季の美 エディションG 京都ドライジン シャンパーニュ樽貯蔵 京都蒸溜所 季の美 エディションG 京都ドライジンは、1625年創業のフランスの偉大なシャンパーニュメゾン「アンリ・ジロー(Henri Giraud)」と、「京都蒸溜所」によるコラボレーションで誕生したカスクエイジドタイプのジンです。アンリ・ジローの12代目当主クロード・ジロー氏が京都蒸溜所を訪れた際、「季の美」の素晴らしさにふれあい、シャンパーニュ地方アルゴンヌの森のオークを使用した「アンリ・ジロー」の樽で「季の美 京都ドライジン」を熟成するというこのアイデアにより誕生しました。最良な状態の樽を使用するため、空輸にてフランスから日本へ輸送した樽に「季の美 京都ドライジン」を詰め、最適な期間熟成し、「エディションG」の風味が活きるベストなアルコール度数48度でボトリング。「季の美」の京都産を中心とした和ボタニカルに、シャンパーニュ樽由来の果実とバニラが華やかに香る「エディションG」は、ソーダ割りやフレンチ75などのカクテルにおすすめです。これまでに類を見ないプレミアムシャンパーニュとジャパニーズクラフトジンのゴージャスなコラボレーションをどうぞご堪能ください。